エアスピネル
今週末はエアスピネルの6度目のG1挑戦です。
今度こそ、悲願のG1制覇を狙うに十分の力を付けてきたし、鞍上も武さんだし、と楽しみにしておりました。
しかし、なんということでしょう、あれだけ落馬とは無縁の武さんが、まさかの調教中に落馬負傷・・・。
今週末は馬に乗れる、ということですが、当然ながらエアスピネルへの騎乗は消えました。
ギリギリまで発表は控えられておりましたが、先週の内に乗り替わりは決まっていたようですね。
これについては、乗れる状態なら武さんで良いじゃないか、といった意見が多く上がっていますし、私自身も「エアスピネルの悲願のG1制覇は武さんと共に!」と思っていただけに残念でなりません。
なにより、今回のエアスピネルの騎乗は偶然にも空いていた「ムーア様」というのがなぁ・・・。
嬉しいですよ、もちろん。
世界的にも有名な一流ジョッキーに乗っていただけるんですから。
でもね、こういうジョッキーが騎乗して、勝った時のことを思うと嬉しくないのよ。
なぜなら、エアスピネルの評価より騎手が大きく取り上げられるから。
「エアスピネル!ライアン・ムーアでG1制覇!」みたいなのが、嫌なの。
ムーアだから勝てたみたいな見出しが容易に想像できるじゃない。
エアスピネルファンが一番嫌がっているのが、これだと思うの。
「エアスピネル悲願のG1制覇!武豊と共に!」ならば、今までのコンビでようやく勝ち取ったんだなぁ、と感慨深いものがあるんだけど、ポッと出てきて乗った騎手で勝てたじゃん、みたいなことにあるとさ~。エアスピネルにも、武さんにもケチが付く感じがするでしょ。
なんで、よりによってエアスピネルの騎乗の前に・・・泣。
キタサンには悪いけど、負傷がマイルの後ならよかったのに・・・。
ムーア様騎乗で、過剰に人気になるのも嫌だし。
しかしながら、陣営の判断も理解できるんです、とても。
だってさ「乗れるようになりました」って、騎手側から言われても「本当に大丈夫?」って聞きたくなるのが正直なところでしょ。
特にエアスピネルはG1を勝てる馬、そう言われながら、なかなか勝てずに今回6度目の挑戦なんだもの。
そんな折、偶然にも一流騎手が空いており「騎乗していいよ」と言ってくれたのならば、エアスピネル良く知っているとはいえ負傷明けの継続コンビより、前者を優先するという陣営の判断は間違ってはいない。むしろ正しい判断でしょ。
そもそもファンがどうこう口を出す問題でもないですから。
とにかく私はスピ君が勝ってくれたらそれでいいかな、と。笑。
ただ、悩ましいことに今回のレースはもう1頭大好きなレーヌミノル嬢も出走するんですよね~。
なので、個人的には、スピ君にはもちろん悲願のG1制覇を成し遂げては欲しいのだけれど、鞍上が武さんじゃないのなら、最強紳士和田様エスコートのレーヌミノル嬢に勝ってほしいなぁ、なんて都合の良い事を考えております。
三歳牝馬のレーヌ嬢にとっては初の古馬との戦いと言うだけでも厳しいのに、さらに牝牡混合戦ですから簡単に勝てるはずもないけれど、それでも可能性は0ではないはず。
何はともあれ、スピ君もレーヌ嬢も、まずは怪我をせず無事に走る終えてくれたら良いか~。