馬好きのひとりごと

主に競走馬のことを綴ります

道南湖巡行

中華的なタイトルにしてみた。

十二国記を読んでいたせいかな?

自分用のメモみたいなものなので、相変わらず更新遅いです🐌💨💨

 

やっと函館旅を書く気持ちが芽生えたので、思いが褪せる前に書いちゃいましょう。

 いつも通り無駄に長いです(前置きから…)

 

旅と言えば「一人旅」が定番の私ですが、今回は旅を共にしてくれる友人がいましたのでひっさしぶりに「旅」を楽しんできました~。

一人旅で疎かになるもの、それが何かお分かりになりますか?

まずは「宿」です。

一人で寝るのであれば屋根と布団さえあれば、という気持ちになるので高級宿はおろか、一般的なビジネスホテルさえ迷う(笑)

少しでも旅費は抑えたいですから、基本的にはシェアホテルになる。

同じ価格帯でシングルが取れるならば迷わずそちらを選びますが、ある程度の基準は設けているので、それ以下の老朽施設に泊まるならば綺麗な施設が多いシェアホテルの方がいいよね。

次に「食」です。

一人では入りにくい店って、どうしてもあると思うの。やたらと観光客がてんこ盛りの店とか。

お陰で穴場な店を見つけられるんですが、それでも観光情報などで仕入れた素敵な店に、たまには行きたいじゃない?

それがやりづらいのが一人旅の欠点でしょうか。

しかし、一人旅の最大の利点、それは「己に思いつくままに何処へなりとも行ける」こと!ですね。

宿や食を二の次にしても、あれやこれやそれやここが見たい!という気持ちのままに突き進めるし、疲れたらいつでも休憩できるし、行くことを止めてもいいの。この自由を一度味わうと、止められなくなるのよね~。

 

ですが、今回はこれまで疎かにしてきたものを諦めない旅なのです!

旅は道連れとはいいますからね。

で、目指したのは前年の旅では遠すぎて諦めた北海道の突端「函館」です!

うん十年前に行ったことはあったけど、もう何もかも忘れており、記憶にあるのは季節外れの大雪で高速道路は通行止め、立ち寄った昭和新山は吹雪で何も見えず・・・という辛い記憶だけだったので、記憶の上書きが出来ました!

人間って楽しいことより苦痛を記憶する生き物なんだろうなぁ~。

なので、この楽しい思い出もいつか忘れちゃうかもだけど、楽しかった!

観光はほぼしておりませんが…ご飯と宿が最高かよ!という旅でした。(なので、タイトルには沿わない内容でお送りします...)

 

まず初日の宿「ペンションハイネ」

大沼公園から徒歩で行ける距離にある穴場的ペンションです。

千歳から一気に函館へ、と言うのはフライトの関係もあり少々きつかったので、ほんの少し手前の大沼で宿を探しており、見つけたのがこちら。

初老のオーナーがお一人で切り盛りされており、なんと札幌から通っておられるのだそうな(゜゜;)スゴイ…

建物自体はまぁ古い。北海道の夏とは言っても湿度の高い時期だったので、部屋に扇風機があれば、湿度を飛ばせてもう少し快適に過ごせたのではないかな~と思わなくはない。

が、私が一番気になる水回りはとても清潔に保たれており、食事しながらすぐ横の線路を列車が通過するロケーションと、何よりも食事が最強クラスに美味しい!!

口コミでは皆さんこぞって褒め称えられていましたが、本当に想像通り、いや想像以上。とにかく宿の価格を考えると有り得ない食のおもてなしでした!

一人8000円で2食+フルボトルワイン1本付いてくるなんて宿、私は知りません。

しかも、夕食に道産のズワイガニが一杯付いてきた。

どの料理も美味しかったけど、特にカルパッチョに使われているソースが最強でした。

和風寄りのソースなんだけど、いろんな素材が使われているのだろうな~という奥深い味わい…。また食べたい。このソースだけ飲みたい。と思わせる最強ソースだった。

企業秘密のようで、食材は教えてもらえませんでした~。

教わっても再現できる気がしないけど…。本当に美味しかったの。

あとね、低温調理の鮭が味わったことのない食感と風味だった。これにも酸味のある素晴らしいソースが添えられておりました。

ハイネに来たら食材ごとに異なるソースをぜひ味わってほしいです!

翌日の朝食ももちろん美味しかったけれど、メロンが特に美味しさMAXだった。甘くてジューシーで、時々感じるメロンを食べた後の残念な後味の悪さが微塵もなくて、絶対また食べたい!

エルシーメロンという品種だそうで、夕張メロンのような赤肉のメロンなのですが、完熟してから10日間も日持ちすると言う、味だけではなく品質的にも最強のメロンなのだそう。

エルシーメロンの小話もオーナーから教わりましたが、ただでさえ長いのがさらに長くなるので割愛。

で、宿での2食を堪能した私と友人は、徒歩圏内(だけど徒歩ではいきません)の大沼公園へ。

あいにくの曇天でしたが、大沼と言う紛らわしい名前の湖では、見てみたかった黄色のスイレンコウホネ)が見れたのでそれだけで満足。

朝食で腹が一杯になりすぎて、食後に食べようと話していたソフトクリームを食べられなかったことだけが、唯一の心残り…。

2日目の行程は、大沼公園から一気に目的地函館へ。

人間って、朝食をしっかり食べると昼ごはんがいらないんですね…。

いろいろ楽しみにしていたのですが、なかなかお腹が減らずに昼食の機会を逃したまま五稜郭へ。

大昔の函館旅行でも行ったはずなのに、一切の記憶がなく(笑)新鮮な気持ちでタワーにも登れました♪

今回は目に焼き付けよう、という気持ちで眺めてみた。

しかし、相変わらずの曇天…。函館山も当然雲に覆われておりましたので、その後向かうのを止める決断にはつながった(苦笑)

それにしても、こんな形の城砦を100年以上も前に作れるんだね~。

しかし、寒さで工期がずれ込んだのでしょうか?石垣の作りが突貫工事でもやったか?状態で驚愕しました。

あちこちにブルーシートが掛けられて補修中だったのですが、それ以外の場所も隙間だらけで、そりゃ崩れるわ、という状態。

誰が指揮したら、こんなに雑な石垣が出来るのか聞いてみたい有様でしたので、きっと数年後に思い出すのは、タワーからの景色ではなく、怖すぎる石垣なんだろうなぁ。

五稜郭をうろついた後はさすがに小腹が減り(それでも昼食を食べれるほどではないため)、公園駐車場の隣にある私が大好きな六花亭へ♪(道内の六花亭(喫茶のある)を全店舗制覇するのが私の夢です)

六花亭って本当に社員の皆さまがニコニコしていて素晴らしいの。仕事用スマイルじゃないのよ。

ということで、美味しい紅茶とケーキ、店員さんの笑顔に癒されて一休み。

夏でなければバラ売りのお土産も買い漁ったのですが、まだ旅程が2日残っているので泣く泣く断念。

あれもこれも、本当は買いたかった。

一休みしたあとは函館山に登る予定もなくなったので、一旦ホテルへチェックイン。

このホテルがまた最高に素敵でした!!!

シェアホテル「Hakoba」絶対また泊まると心に決めた。

古い銀行を改装した建物は頑丈!壁が厚い!隣の物音なんて微塵も聞こえませんし、こっちがどんなに物音を立てても相手に伝わらないことで生まれるストレスフリー!

なんてス・テ・キ✨

外観も内装も、別棟にある屋上からの眺めも良く、函館のレンガ倉庫街まで徒歩数分という立地に加え、シェアホテルながらツインルームがあるのですがそのバスルームの使い勝手の良さったら~♪

シェアホテルにシングルルーム等の個室があるのはそこまで特別ではないけれど、こんなに素敵なバスルームがあるところはなかなかないと思います。

シェアホテルにしてはややお高めですが、立地を考えればむちゃくちゃリーズナブルだと思う。

近ければ、ちょいちょい泊まりがてら遊びに行きたい。

そんな快適ホテルでゴロゴロしたあとはレンガ倉庫街の金森倉庫へ。

横浜の赤レンガとさほど変わり映えしないけれど、あちらよりやや情緒があるかも?

(冬に来れればモミの木に雪が積もって、それは素晴らしいと思うのだけど。せめて青空ならね(  ̄- ̄))

夕食は近くの回る寿司屋へ。一人では絶対行かない店なので、連れがいると食が楽しくなりますね。

穴子最高。それ以外も、どれもハズレがなく会計のときにはその安さに衝撃。

え、そんなに安いの?結構高い皿ばかり選んだよ?と思いましたが、謎の値引きサービスがありましてランチみたいな価格で済みました。

函館サイコー。

3日目は函館競馬場へ。

パドックから馬場までが近い!いろんな場所から馬が見られる!芝生が綺麗!

小倉競馬場もこんな風になればいいのに…。と、非常に羨ましくなりました。

馬券の方はと言うと、初っ端のレースから選んだ馬が躓き騎手落馬…スタート直後に馬券が紙切れになるという幸先の良いスタートのまま一度も当らず撤収…。

カメラを持参した場合、馬券は絶不調になりますので想定内ですけどね…。

友人は、ビギナーズラックか?外しまくる私をよそ目にバンバン的中してました。

競馬の楽しさを知ってもらえたかしら?そうだと嬉しいな~。

頑張っている馬たちを見るのは、単なる賭け事ではない喜びがあると思うのです。

さて、函館競馬を早めに後にし向かったのは「カフェマルセン」

こちらもホテルと同じく古いコンクリート造りの建物を改装したと思われるおしゃれカフェなのですが、隣のホテルと完全に同化しており、ものすごくわかりやすい場所なのに、店の前を何度もスルーしてしまいました・・・^^;

次があれば、もう迷わないと思います。

そんなカフェでフォーが食べられるってなんだか不思議。

ものすごくフォーに魅かれましたが、ラザニアをチョイス。

美味しかった~。

やっぱり食事は、一人でするよりも誰かと一緒の方が数十倍美味しいです!

お腹を満たして、一息ついたあとは道南二つ目の湖(目的地)のある洞爺湖へ出発。

初日の宿のオーナーから、高速に乗らなくても同じくらいの時間で行けると教わっていたので海岸線の道で向かいました。(それほど海が見えなくてちょっと残念でした)

北海道は道が広いから、ついついスピード出してしまうけど本当に気を付けましょ。

取り締まりもめっちゃ多いです。

 

洞爺湖の宿はいわゆる団体観光客を受け入れるような宿だったのですが、想像してるよりずっと美味しい料理でした!

この規模でこのクオリティならば、相当頑張っているかと。

そして、毎夜上がるという花火、これがまた想像の遥か上をいく規模だった。

それぞれのホテルの前で水上花火を上げてくれるのでトータルで30分以上は上がっていたと思う。

人混みが大嫌いなので花火大会なんてもう何年も行ってないので、めちゃくちゃ楽しかったです(*´艸`)

夕食の終盤にちょっとした事象が起きて友人と大笑い。

いやぁ楽しかった。

旅程最終日は残念なことに空港へと向かうだけ。

本当にそれだけにするのはあんまりなので、ホテルから歩いて洞爺湖畔を散歩~。

夏の北海道はまさに花盛りでした。

朝の散歩を楽しんだあとは支笏湖畔経由で千歳空港へと向かいます。

最終日に快晴って、なんの嫌がらせ?

せっかくなので支笏湖畔にも行こうとしたのですが、なんだか分かりにく、ぐるぐると迷った挙げ句に時間切れ。

一応、写真だけは撮れましたけどね。

しっかし、私の最寄り空港は夏の北海道フライトが残念な時間帯しかないので、どううにかしてほしい(  ̄- ̄)

沖縄便はめっちゃ本数あるのに。

そして、千歳空港でようやくソフトクリームにありつきました。

あれだけ意気込んでいたのに、結果として1個だけ。

また行く目的が出来たと前向きに考えよう✨

 

それでは旅の写真を一気に公開します。

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道産ズワイガニ

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最強ソースのカルパッチョ

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ペンションハイネの食堂

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曇天の大沼湖畔

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五稜郭タワーから曇天を眺める

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見た目に反した濃厚な味わい。六花亭はやはり最高(*´-`)

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雪景色を見てみたい金森倉庫

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シェアホテルhakoba

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ホテルの屋上からの夜景

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函館競馬場はこんな視点からも馬が見れる!

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こんな光景も見れる!

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カフェマルセン

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やはりチーズが違うラザニア

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洞爺湖の夕暮れ

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洞爺湖での夕食

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洞爺湖

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花盛りの湖畔~ラベンダー

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花盛りの湖畔~その2

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支笏湖の透明度の高さ

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快晴の最終日

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さよなら北海道。また来るよ✨

 

このサイズで写真載せてよかったのかな?と思いつつも、そのまま更新しちゃう。

それでは、また~。